2015年6月1日:理学部G棟1Fに「地球環境資料展示室」がオープン

 2015年6月1日,理学部G棟1階玄関脇の環境教育ラウンジ(G110)が,地球環境資料展示室として一般公開されました. これは,地質学・岩石鉱物学分野で収集・調査・収蔵してきた鉱物・岩石・化石の標本をはじめとする,地球環境科学コースの資料を常時展示するものです.
 理学部地球科学教室開設以来の標本に加えて,1992年に安藤研究室が開設以来の研究・卒業研究・修士研究などで採集された,茨城県内はもとより全国や海外各地の多くの標本が,詳しい説明(キャプション)のラベルとともにガラスケースの中に陳列されています.
 1)地球表層構成物質としての岩石・鉱物,2)地質時代の生物(化石),3)茨城県の化石といった系統的な展示に加えて,安藤研究室の研究で収集された北海道のアンモナイトや二枚貝などが多数並べられています.那珂湊の白亜紀層から産出した異常巻きアンモナイトや筑波花崗岩など,茨城県にゆかりの深い展示物も多く,圧巻は直径約80cm、重さ150kgをこえる巨大アンモナイトや,県内にも約2.5万年前まで生息していたとされる古代ゾウ(ナウマンゾウ)の下顎の石膏レプリカでしょう.
 また,茨城大学地質情報活用プロジェクトの学生による,茨城県北ジオパークの活動を紹介するコーナーや,日本の地震活動分布や太陽活動などを紹介するポスターコーナーもあります.県北ジオパークのチラシやジオサイトのパンフレットがもらえます.

 展示の準備には,安藤研究室の三塚,橋本,増川,福田らが活躍しました.

 なお,地球環境資料展示室のオープンは大学のホームページでも紹介されています.

開室日:授業期間の平日
開室時間:午前8時40分から午後6時
入場料無料

地球環境資料展示室オープンの案内


地球環境資料展示室(G110)


巨大アンモナイト(頭足綱アンモナイト亜綱) Mesopuzosia sp. cf. pacifica Matsumoto


茨城県北ジオパーク

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