2015年8月11日:茨城県小中学校教員のいばらき理科推進授業「実験実技研修会」を担当しました.

2015年8月11日,茨城大学宇宙科学教育研究センター(高萩市宇宙電波館)で行われた,平成27年度 いばらき理科推進授業「実験実技研修会」において,講座「海岸の地形と地層を見よう」を担当(安藤寿男 教授,橋本雄介 博士前期課程1年,増川玄哉 理学部4年)しました.宇宙電波館で簡単な研修内容の紹介の後,野外見学として高萩市高戸小浜海岸~ささき浜を案内しました.小浜海岸では砂浜~岩礁~海食崖地形や地層・堆積岩・海浜砂の観察を行い,海岸の風景からどのように自然を学ぶかについて紹介しました.今年は潮位が高く,高戸小浜海岸のポケット状砂浜が水面下にあり,砂浜の先の岩礁にも行けませんでしたが,北側の海食崖とその下の転石で中新世多賀層群小浜層を観察しました. これには県内各地から33名の教員の方々が参加し,熱心に説明を聞いて露頭の堆積岩や海浜の砂,地形などを観察されていました.


小浜海岸の海食崖:新第三紀中新世多賀層群小浜層の珪藻質泥岩と凝灰岩について解説する安藤教授

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