7.中生代軟体動物化石の進化

中生代の軟体動物化石(二枚貝やアンモナイト)の系統分類と古生態

(キーワード:中生代,白亜紀,化石,軟体動物,二枚貝,古生態,系統分類)

概要: たくさんの化石分類群の中でも素材が得やすい中生代の軟体動物化石を中心にして,その分類・古生態・進化を研究している.特に北海道の白亜紀層の蝦夷層群から多産する浅海生二枚貝群集や,アンモナイト類やイノセラムス類(二枚貝)などを扱っている.恐竜が生息していた時代の浅い海にどんな生態系があったのかを考えるのはロマンがある.

 

  1. 化石密集層のタフォノミー解析からその形成過程
  2. 群集解析や産状観察による古生態復元
  3. 浅海底生生態系の時代変遷
  4. 化石分類に基づく系統進化

論文・報告: A1-6,14, B-6; B総説4

巨大アンモナイト発掘の様子.白亜系蝦夷層群三笠層下部(セノマニアン階:約9800万年前).北海道三笠市幾春別 奔別川 巨大アンモナイト組立の様子と発掘前の露頭.白亜系蝦夷層群三笠層上部(チューロニアン階:約9100万年前).北海道三笠市幾春別川上一ノ沢支流岩石沢
巨大アンモナイトの一種 メソプゾシア・パシフィカMesopuzosia pacifica.白亜系蝦夷層群佐久層(チューロニアン階中部:約9200万年前).北海道夕張市シューパロ川支流白金川.茨城県自然博物館展示,安藤寄贈 三角貝(トリゴニア)密集砂岩層.白亜系蝦夷層群三笠層上部(チューロニアン階中部:約9200万年前).北海道三笠市桂沢採石場
白亜紀二枚貝Pseudoptera acuticarinata (Nagao, 1932) の復元スケッチ.白亜系蝦夷層群三笠層下部(セノマニアン階下部:約9600万年前).Ando and Aoki (1999) 那珂湊層群の化石.白亜紀後期カンパニアン期(約8200万年前)

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