3.蝦夷前弧堆積盆の白亜系

東北日本の蝦夷前弧堆積盆における白亜系-古第三系のシーケンス層序学と堆積盆解析

(キーワード:シーケンス層序,白亜系-古第三系,東北日本,蝦夷堆積盆,堆積盆解析)

概要: 化石は多くの場合浅海の地層に産するので,その地層の形成過程や堆積環境を推定することによって,化石生物の生息環境,ひいては過去の地球環境の変遷を知ることができる.北海道中軸部から東北~北関東の太平洋岸の常磐沖にかけて分布する,蝦夷前弧堆積盆に白亜系-古第三系について,その堆積相層序やシーケンス層序を広域対比し,ユーラシアプレート北東縁にあった蝦夷前弧堆積盆の地史や当時の地球環境変動を復元することを目指している

 論文: A-7-9, 11, 16, 21,25, 26,28, 29, 31, 34, B-1, 2, 6, 8-17, 19, 20, 23-26

蝦夷層群三笠層上部の浅海砂岩相.ハンモック状斜交層理砂岩層が厚く発達.白亜紀チューロニアン期中期(約9200万年前),北海道三笠市桂沢採石場 地質調査の様子.蝦夷層群三笠層の浅海砂岩相に含まれる化石密集層を調査.三笠市桂沢採石場(2005年8月)
野外見学会での説明.第27回国際堆積学会のA1コース.三笠市桂沢採石場から幾春別背斜東翼の三笠層の層序を図示しながら説明(2006年8月) 野外調査の様子.蝦夷層群三笠層下部.三笠市幾春別川沿いの道道上斜面(2006年8月)
蝦夷層群三笠層下部(白亜紀後期セノマニアン階:約9,600万年)に発達するハンモック状斜交層理砂岩.浅海(下部外浜)のストーム波浪による堆積構造.三笠市幾春別奔別川 蝦夷層群佐久層の白亜紀中期セノマニアン-チューロニアン階境界付近.厚い暗灰色シルト岩が急傾斜で露出する.観察している場所が海洋無酸素事変(OAE2)の層準.夕張市鹿島シューパロ川上流白金川
夕張シューパロダム建設現場.第27回国際堆積学会の野外見学会(A1コース)での見学.蝦夷層群函淵層(白亜紀後期カンパニアン~マストリヒシアン期と古第三紀暁新世の境界付近)と石狩層群登川層(古第三紀始新世)の不整合.地層は逆転しているため手前側が(左下)上位層の石狩層群(2006年8月) 蝦夷層群函淵層群に発達する大規模平板斜交層理.潮汐の影響を受けた沿岸砂州として形成されたと考えられる.北海道遠別町遠別川支流ルベシベ川.Ando et al.(2010)

上部白亜系双葉層群笠松層の大露頭.蛇行河川成明灰色砂岩・黒色砂質泥岩互層.最上部は古第三系白水層群石城層の扇状地成礫岩層.福島県双葉郡広野町北沢 上部白亜系双葉層群の堆積環境復元モデル(安藤ほか,1995)
上部白亜系那珂湊層群平磯層.異常巻きアンモナイトを含む沖合性暗灰色泥岩層.茨城県ひたちなか市平磯海岸の波食台.

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