2016年08月09日:茨城県小中学校教員のいばらき理科推進授業「実験実技研修会」

2016年8月9日(火),高萩市立東小学校で行われた,平成28年度 いばらき理科推進授業「実験実技研修会」において,講座「海岸の地形と地層を見よう」を担当(安藤寿男 教授,橋本雄介 博士前期課程2年,増川玄哉 博士前期課程1年)しました.

東小学校の会議室で短時間の講義の後,野外見学として高萩市高戸小浜海岸~ささき浜を案内しました.小浜海岸では砂浜~岩礁~海食崖地形や地層・堆積岩・海浜砂の観察を行い,海岸の風景からどのように自然を学ぶかについて紹介しました.潮位も波も高く,高戸小浜海岸のポケット状の砂浜が水面下にあり,砂浜の先の岩礁にも行けなかったため,露頭での観察はできませんでしたが,北側の海食崖とその下の転石で中新世後期の多賀層群小浜層(1,100〜800万年前)を観察しました.

これには県内各地から18名の教員の方々が参加し,熱心に説明を聞いて露頭の堆積岩や海浜の砂,地形などを観察されていました.


海食崖に露出する小浜層について説明する安藤教授

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