2017年08月01日:茨城県小中学校教員のいばらき理科推進授業「実験実技研修」を担当しました.

2017年8月1日(火)にいばらき理科推進授業「実験実技研修」の講座「海岸の地形と地層を見よう」(安藤寿男 教授)を担当しました.これには増川玄哉(博士前期課程2年),永井啓介(学部4年)も補助員として参加しました.東小学校の会議室で短時間の講義の後,野外自然観察として高萩市高戸小浜海岸~ささき浜を歩きました.

小浜海岸では砂浜~岩礁~海食崖地形や地層・堆積岩(生物擾乱砂質泥岩や凝灰岩)・海浜砂の観察を行い,海岸の風景からどのように自然を学ぶかについて紹介しました.そして,露頭や転石での観察から,中新世後期の多賀層群小浜層(1,100〜800万年前)がどんなところで堆積したかを解説しました. ささき浜では岩礁の転石の炭酸塩コンクリーションから大型の合弁二枚貝化石が産出し,シリコン樹脂で型取りして参加者に化石の産状をみてもらいました.これには県内各地から20名ほどの教員の方々が参加し,熱心に説明を聞いて普段機会のない自然観察に取り組んでいました.

何人かの参加者は1月28日のブラタモリの放映を視聴していたとのことで,親近感をもって研修に臨まれたとのことでした.

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