2019年9月8日:2019年度 県民大学講座の「大人のための最新恐竜学」の現地研修で恐竜博2019を見学

2019年度茨城県弘道館アカデミー事業として行われている県民大学講座で,安藤教授が担当している「大人のための最新恐竜学」の第3回目として,9月8日(日)に国立科学博物館(東京上野)の恐竜博2019を見学する現地研修が行われました.これに先だつ7月8日,8月4日の2回にわたって,恐竜に関する様々な基礎知識や恐竜博2019の見所を県西生涯学習センター(筑西市)で学んだ成果を活かす研修となりました.

奇しくも展示中の「むかわ竜」は,オンライン国際学術雑誌Nature Scientific Report (9月5日発行)でKamuysaurus japonicus と新属新種名が付けられたばかりで,時宜にかなった見学となりました.会場内では,最新研究による先進的な展示の重要ポイントが要所要所で解説され,それを熱心に聞き入りながら感心する受講生が多く見受けられました.台風15号接近直前で来場者が減っていくらか混雑が緩和されたため,ゆっくりと堪能できる見学となりました.


写真1 会場内で受講生に説明をする安藤教授(左手前で指さしている).右端はマイアサウラの成体骨格で,頭骨の口蓋部を下に向けた保育姿勢が復元されている.くちばしの下に2匹の幼体と孵化途中の幼体が見える.


写真2 カムイサウルス・ジャポニクスと新属新種名が付けられたばかりの「むかわ竜」の骨格と説明板

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