2020年11月7日:北茨城市で理学部地球環境科学/学際理学コース1年生の野外観察会(地質巡検)を実施

いつもの年では,5月中旬に開催している大学入門ゼミ「地球環境の学び方」前半のフィールド・ジオロジー入門の現地授業(野外観察会)を,2020年は11月7日(土)に何とか実施することができました.これは,北茨城市五浦海岸〜長浜海岸と北茨城市中郷の十石堀の新第三紀中新世(1800-1000万年前)の地層(高久層群九面層や多賀層群など)や,北茨城市中郷の十石堀の石炭層(白水(しらみず)層群石城(いわき)層)を見学するものです.案内者として安藤寿男教授と小荒井衛教授が, TAとして博士前期課程2年の北畠くんと1年の大森くんが参加しました.
今回は,茨城大学五浦美術文化研究所の六角堂の前にある岩礁群が,地質時代(1650万年前)のメタンガス(大規模天然ガス)湧出による大規模な炭酸塩コンクリーションであるという安藤教授らの論文の成果が,新聞やTVで紹介されたばかりであったため,話題の元になった地層を臨場感をもって見学することができました.

 


写真1 長浜海岸で太平洋を見ながら一列になっての昼食


写真2 二枚貝化石多産露頭での観察


写真3 海上にかかる虹

[ページ先頭へ戻る]