2021年1月29日:社会人大学院学生の飯泉克典さんの博士論文公聴会が行われました

このほど,地質学岩石学分野のセミナーの終了後に,社会人大学院学生(博士後期課程)である飯泉克典さんの博士論文公聴会が行われました.
「日本の中新世長鼻目Stegolophodon pseudolatidens の系統分類および形態学的研究」 と題する論文は,飯泉さんが博士後期課程入学以来の長年にわたる日本の中新世長鼻類ステゴロフォドン・シュードラチデンス(Stegolophodon pseudolatidens)の研究成果をまとめた労作です.研究標本の多くは,飯泉さんが2008年から2014年にかけて,山形県鶴岡市や茨城県常陸大宮市で発掘調査作業に携わることで研究が可能となった,本種で最も良い標本ばかりです.学位論文の一部の内容は,日本古生物学会英文誌Paleontological Research, Vol. 28, Issue 3に出版の予定です.社会人大学院学生として,本職を持ちながら平行して研究に取り組み,初心を全うし博士論文提出に至った努力は感動を呼びました.


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