2012年9月18-27日: モンゴルゴビ砂漠南東部の白亜系湖成層の調査を行いました.

2012年9月18~27日に,モンゴルゴビ砂漠南東部の白亜系湖成層の地質調査を行いました.これは,平成21-23年度に行った,海外学術調査「白亜紀中期における陸域湿潤化:温室地球システム解明に向けたモンゴル白亜系調査」の補足調査として実施しました.4回目となる現地調査は,シネフダグ(Shine Khudug)地域において,白亜紀前期(アプチアン期:約1億2000万年前前後)のシネフダグ層と下位のツァガンツァフ層を対象として,堆積相層序の確立と泥質岩(頁岩,石灰質粘土岩など)の精密試料採取を行いました.調査に参加したメンバーは,安藤寿男教授,長谷川精博士 (名古屋大博物館),ニーデン・イチノロフ博士(モンゴル科学アカデミー)です.

2012年度調査メンバー.左から2人目がイチノロフ博士,3人目が長谷川精博士,4人目が安藤教授.ウランバートル市内モンゴル科学アカデミー古生物研究センター前で.

昨年のトレンチ調査で地質柱状がつながっていなかった層準を新たにトレンチ掘削.

 

キャンプから上流の涸れ川沿いの露頭調査.シネフダグ層の下位のツァガンツァフ層の河川相の層序と層相を調査.

涸れ川脇のキャンプでの昼食.

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