茨城大学　理学部　地球環境科学コース　安藤研究室

2019年9月23：日本地質学会第126年学術大会の各賞表彰式で論文賞を受賞

このたび，山口大学で開催された，日本地質学会第126年学術大会の各賞表彰式（2019年9月23日午後）において，安藤教授の研究グループで出版した論文が，2019年度の日本地質学会論文賞（本年度は計2件）を受賞し，表彰状（写真1, 2）とメダル（写真3，5）が授与されました（写真5）．

また，論文の内容を紹介するポスターが会場受付脇の廊下にも張り出されました（写真5）

授賞理由については，日本地質学会News, Vol..22, No.7, p. 20, 2019に著者18名全員の顔写真とともに記されています（News誌pdf）．

この受賞は茨城大学や，理学部地球環境科学コースのホームページでも紹介されています．

https://congratulations.admb.ibaraki.ac.jp/2019/10/04000371.html

http://earth.sci.ibaraki.ac.jp/news20191002.html

この論文は，安藤教授が2009年より開始した，海外学術調査「白亜紀中期における陸域湿潤化：温室地球システム解明に向けたモンゴル白亜系調査」の成果として，Wileyがオンラインで発行する，日本地質学会ほかによる英文国際誌Island Arcの27巻3号（5月発行）に掲載されたものです．

Hasegawa H., Ando H., Hasebe N., Ichinnorov N., Ohta T., Hasegawa T., Yamamoto M., Li G., Erdenetsogt, B., Heimhofer U., Murata T., Shinya H., Enerel G., Oyunjargal G., Munkhtsetseg O., Suzuki N., Irino T., Yamamoto K., 2018, Depositional ages and characteristics of Middle–Upper Jurassic and Lower Cretaceous lacustrine deposits in southeastern Mongolia. Island Arc, 27, e12243. https://doi.org/10.1111/iar.12243

この論文は，安藤教授がプロジェクトリーダーとして進めてきた地質科学国際研究計画（IGCP）608 （2013-2017+2018の6年間）「白亜紀のアジア－西太平洋地域の生態系システムと環境変動」の特集号（Virtual Issue）として出版されたため，Virtual Issue: Land-ocean linkages and biotic evolution during the Cretaceous: Contribution from Asia and Western Pacific (IGCP608) にもリストされています．特集号自体は安藤教授が筆頭客員編集委員として編集・出版に尽力しました．その序文（Preface）は以下で閲覧できます．

https://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1111/iar.12290

写真 1　表彰状　著者全員（18名）に贈られた