2020年 3月 6日 国営ひたち海浜公園が制作した観光ガイド「ひたちのくに もの知りムック」の編集協力をしました.

茨城県内の魅力を伝える電子書籍ポータルサイト「イバラキイーブックス」で,このほど「ひたちのくに もの知りムック」が出版されました(2020年2月).このe-booksは,国営ひたち海浜公園とその周辺のひたちなか市を『ひたちのくに』と名付け,その魅力を広く紹介する観光ガイドとして,国営ひたち海浜公園によって制作されたものです.

 

この冊子は,ブラタモリ流に街の魅力を再発見しながらを歩き巡ることができるように,ひたちなか市の地勢(地理・地形・地質などの土地の様子)や歴史をわかりやすく解説しています.自然の背景が,ひたちなかの歴史や街の成り立ちに深く関わっていることを教えてくれます. 安藤寿男教授はこの冊子の編集に際して,参考資料を提供し校閲などで協力しました.特にひたちなかを特徴付ける段丘地形を理解できるよう,茨城県自然博物館研究報告に出版された,大井ほか(2013,下記)が引用されています.安藤研究室での研究の成果が,こうした普及的な出版物に役立っています.

 

大井信三・横山芳春・西連地信男・安藤寿男,2013,常陸台地における段丘地形面区分の再検討.茨城県自然博物館研究報告,no. 16, 51-56

http://www.nat.museum.ibk.ed.jp/pdf/publications/2/1/16_05.pdf

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