2020年4月10日:共同研究者の金沢大学の長谷川卓氏が令和2年度科学技術分野の文部科学大臣表彰をうけました.

令和2年4月7日に発表された,令和2年度科学技術分野の文部科学大臣表彰において,安藤教授の共同研究者で,「白亜紀中期における陸域湿潤化:温室地球システム解明に向けたモンゴル白亜系調査」のメンバーであった,金沢大学の長谷川 卓教授 が,科学技術賞 研究部門で文部科学大臣表彰を受けました.これは「炭素同位体比変動を用いた温暖化地球の環境解読に関する研究」に対するもので,日本だけではなく,ニュージーランドやカナダ,モンゴルなど世界各地のの白亜系の地層記録を,地質学・古生物学・地球化学的手法で解析・分析して,温室地球期の白亜紀の古環境変動を,明らかにしてきた業績が認められたものです.特に,北海道の蝦夷層群において,炭素同位体比変動に基づいて,白亜紀中期(セノマニアン−チューロニアン期境界)の海洋無酸素事変層準を発見した先駆的研究(Hasegawa et al., 1993)以降,多くの目覚ましい研究成果が公表されています.

また,安藤教授がプロジェクトリーダーとして活動した地質科学国際研究計画(IGCP608: 2013-2017+2018年)では日本の地域リーダーとして,その後継プロジェクトの,IGCP679 (2019-2023年) では副リーダーとして活躍しています.

本研究室のホームページにも長谷川卓研究室 とリンクがあります

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