2020年 2月 15日 水戸市立博物館の特別展「水戸の大地の成り立ち」(2月9日〜3月15日)に岩石・化石標本を貸し出し,展示会開催に協力しました.

2月9日(日)〜3月15日(日)に行われている,水戸市立博物館の特別展「水戸の大地の成り立ち」 (写真1) に,茨城大学理学部地球環境資料展示室所蔵の茨城県産動植物化石標本が展示されています.これらの標本は,これまで安藤研究室が中心となって運営している,地球環境資料展示室常設展示していたものを貸し出し協力したものです. ひたちなか市の白亜紀層(那珂湊層群)のアンモナイト(約7500万年前)は,実物やレプリカ標本と共に,2018年3月に大学院博士前期課程を修了した増川玄哉さんの修士論文に掲載された復元図も展示されています (写真2, 3). また,新生代第四紀更新世の木下層(約12万年前)のトウキョウホタテガイやマガキ (写真4) や,新生代古第三紀の大洗層産の植物化石,日立市の古生代の結晶質石灰岩(前期石炭紀の大雄院層)も展示されています.

 


写真1 特別展 水戸の大地の成り立ち -水戸140億年史- の入口展示板


写真2 白亜系那珂湊層群の化石展示 「② 平磯海岸の古生物」


写真3 白亜系那珂湊層群の化石展示 ディディモセラス・アワジエンゼ標本と復元図


写真4 第四系更新統木下(きおろし)層産の二枚貝化石:トウキョウホタテとマガキ

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